3. 感情を知覚する(感じる)

 

感情とはなんでしょう?

 

辞書にはこのようにあります。

物事に感じて起こる心持。気分。喜怒哀楽などの気持。特に心理学では、意識の主観的側面、感覚や観念に伴って起こる快、不快や情緒、情操の状態をいう。

出典:コトバンク

 

感情には本来、心を伝える媒質、自分を動かすブースターといった性質があります。それは「喜び」について考えると、わかりやすいかと思います。心が喜んでいることが伝わり、行動へと結びつき、自然と消えていきます。

 

しかし、「怒り」「悲しみ」「怖れ」「不安」といったネガティブな感情の場合、そう上手くはいかないのではないでしょうか?何らかの抑圧がかかったり、あふれた感情に飲み込まれ、言動が左右されたり、飲み込まれた状態が何日も続くこともあるかと思います。

 

多くの場合、インナーチャイルド(乳児期から成人までにおける、満たされなかった想いや心の傷)が蓄積するに従い、感情を扱うことが困難になり、どこかで閉じることを覚えます。

そのため、感情を感じることよりも、感情を抑圧することが主になっていきます。

そして大人になる頃には、感情に蓋をするエキスパートになっている一方、感情を感じることに関しては、ほとんど力がない状態になっています。

 

そのため、少しづつ感情を感じるリハビリをしていく必要があります。これは、脚の怪我をして入院していた後、少しづつ歩くリハビリをしていくことと似ているかもしれません。

 

その一歩目となる、感情を知覚する(感じる)方法について、書いていきたいと思います。

 

 

①感情を知覚しよう(感じよう)とする

多くの場合、感情に蓋をしているため、感情が蓄積して、あふれてから初めて感情を知覚します。普段から主体的に知覚しよう(感じよう)とすることにより、蓄積する前にとらえることができるようになります。そして感情を知覚したら、それを感じ続けます。そうして感じ尽くすことができると、感情は自然と消えていきます。

練習としては、「怒り」「悲しみ」「怖れ」など、どれか一つの感情に絞って知覚しよう(感じよう)とすると、感覚がつかみやすいかと思います。

②水を飲む

水にはエネルギーを保持する性質があります。そのため、質の良い常温の水(浄水器を通した水やミネラルウォーター)を摂取することにより、エネルギーの補給や、不要なエネルギーの排出が行えます。目安としては、2L/1日以上の水を飲むと、感情(というエネルギー)を感じるベースが整うように感じます。

③動く速度を落とす

例えば高速道路を運転している時、追越車線で運転していると、刺激が多過ぎて怖れを感じるのが難しくなるかと思います。感情的に不安定になると危ないため、いつの間にか感情を切ってしまうかもしれません。

その時に走行車線に移り、速度を80km/h程度に落とすと、刺激が少なくなり、怖れを普通に感じられるようになるかと思います。

日常の行動でも、意識的に少しゆっくり動くことで、感情を知覚し(感じ)やすくなります。

④止まる

さらに刺激を少なくします。行動を止め、何もしない、もしくは他のことをします。高速道路で例えると、サービスエリアで休憩するイメージです。運転中に怖れが蓄積していたとしても、休憩しているうちに、その分が感じられて、軽くなるかと思います。

⑤目を閉じる

視覚を閉じて、さらに刺激を少なくします。椅子に座って、目を閉じてボーッとしていると、自然と感情がクリアになっていくかと思います。

⑥距離を離す

近くにあると怖いものでも、遠くにあるとそんなでもないかと思います。それを利用して、対象から物理的に少し距離を離すことで、感情を感じやすくさせます。

例えば本を読む時、抵抗でどうしても読めない文章があったとします。その時に距離を離すと、読みやすくなったりします。人や物との距離を少し取ることで、感情が楽に感じられることがわかるかと思います。

また応用編として、感覚やイメージの中で距離を離すという方法もあります。これは物理的に距離を取れない場合に、特に有効かと思います。

 

例えば、運転中に左折する時、巻き込み確認が怖かったとします。怖れがあふれてしまうと危ないため、いつも感情を切って左折しています。

その時に意識的に速度を落とすと、怖れをリアルタイムで感じられるようになります。それを繰り返していると、感情のクリアリングが進み、やがて速度を上げても、感情を感じながら左折できるようになります。

 

このようにして、日常でリアルタイムで感情を感じる割合を、少しづつ増やしていきます。

またそれをすることにより、少しづづ感情を知覚する(感じる)力がついてきます。感情は心を伝える媒質であるため、これは自分と向き合うための基礎力ともなってきます。

 

 

この次のステップとして、過去から蓄積して固着化した感情をクリアリングするプロセスがあります。

その方法に関しては、下記をご参照願います。

 

「人生が変わる感情のクリアリング」 : 感情のクリアリング方法についてシンプルに書いてあります

「感情の取扱説明書」: 感情のクリアリングの詳細に加え、心全体についても書いてあります

感情カウンセリング・トレーニングコース: 感情のクリアリング方法について、対面でしか伝えられない、より洗練した方法を学べます

 

 

 

6. 本質的自己(魂)とつながる

 

魂とは何でしょう?

 

辞書には、このようにあります。

生きものの体の中に宿って、心の働きをつかさどると考えられるもの。古来、肉体を離れても存在し、不滅のものと信じられてきた。

出典:goo辞書 – デジタル大辞泉

 

生まれ変わりという概念を信じるとすると、魂はその主体と考えられます。

前々世、前世、今生、来世、、と転生を繰り返すもの。

 

その目的は何でしょう?

 

学び、成長するためという説があります。

何らかの生命体に宿り、人生を経験することにより成長する。

 

そのような考えからすると、自己成長は、魂の成長の一部とも言えます。

 

魂の声は微細なため、潜在意識が整理されていないと、聴こえません。

 

潜在意識のクリアリングが進むと、魂の声が聴こえやすくなり、魂とのつながりが深まります。

それにより、魂の欲求に沿って生きやすくなります。

 

そしてそれに沿って生きると、人生に深い喜び、たのしさを感じられるようになっていきます。

そのとき人は、魂の目的に沿って生きているのかもしれません。

 

 

 

2. 観念(信念、強い思い込み)をゆるめる

 

観念とは何でしょう?

 

辞書にはこのようにあります。

物事について抱く考えや意識

出典:コトバンク

 

ここでは、固定観念、信念、強い思い込み、といった意味で使います。

 

例えば、「赤信号は渡ってはいけない」「お金持ちは悪いことをしている」「子供は可愛い」といったものから、「〜さんは〜だ」「私は〜だ」といったものまで様々です。

 

うまく機能すると、自転車でいう補助輪のような役割を果たしますが、必要なくなったのに持っていて、逆に足かせになっていることもあります。

 

自分で認識している(顕在意識領域の)観念もあれば、認識していない(潜在意識領域の)観念もあります。

 

気づかずに持っていると、知らずに足を引っ張っていることがありますので、なるべく気づいて、手放して行くと良いでしょう。

 

その手放し方ですが、強い思い込み、ということですので、弱めることで観念では無くなります。

 

例えば、「(歩行中)赤信号では渡ってはいけない」という観念を持っていたとします。

 

その場合、自分の中で赤信号で渡るという選択肢はありません。

渡ろうとしたら、(安全であったとしても)怖れなどの感情が出てくるかもしれません。

 

それはある意味では安全ですが、自転車の補助輪のように、自由度を制限するものでもあります。

 

もしこれを手放すとすると、次のような方法があります。

 

 

思考の中でゆるめる

観念に対して、反論していきます。

「車がいないときは赤信号で渡っても問題ない」「警察がいなければ特に問題は起こらない」「赤信号で渡っている人もいる」「気をつけていれば問題ない」「車がいないのに待っている方がおかしい」など。

同時に、出てくる感情を感じて、手放していきます。

うまく行くと、観念が緩んで、赤信号で渡っても渡らなくてもどちらでも良くなります。

 

行動でゆるめる

観念と反対の行動をしてみます。この場合であれば、実際に赤信号の時に渡ってみます。

全く車がいない、どう考えても渡れる時などに渡ってみます。この場合も、出てくる感情を感じて、手放していきます。

うまく行くと、潜在意識レベルで書き換わります。

「赤信号で渡っても特に何も問題は起こらない」と。

 

①、②がうまく行くと、観念が緩んで、赤信号で渡っても渡らなくてもどちらでも良くなります。

そして次からは、赤信号で渡るか渡らないかは自己選択になります。

 

自分に近い観念(「自分は〜だ」などのアイデンティティやセルフイメージ)ほど難易度が高いので、まずは自分から遠い、どうでもいい観念から手放して行くと良いかと思います。

 

 

 

1. 自己成長について

 

まず、自己成長についてのイメージを、共有していきたいと思います。

というのは、人によって、「自己成長」という言葉が表わす意味が異なると思われるからです。

 

ちなみに辞書ではこのようにあります。

「自分で努力して成長していくこと。自ら促して成長していくこと。」

出典:Weblio辞書 – 実用日本語表現辞典

 

一般的には努力して、理想の自分を作りあげていくイメージかもしれません。

一方、私自身はというと、本来の自分を、彫り出していくようなイメージを持っています。

 

ここで私自身のイメージを共有するために、自己成長と方向性が合っていると感じる言葉を挙げてみようと思います。

 

「手放す」「自己肯定」「感情を感じる」「向き合う」「自己対峙する」「自己表現」「調和」「自己一致」「楽しい」「素直」「感性が開く」「自立」「解放」「豊か」「とらわれが減る」「整理される」「ポジティブ」「対等」「受けいれる」「自分らしい」「幸せ」「許容」「本質」「枠が広がる」「自己理解」「シンプル」「クリア」「意識の覚醒」「グラウンディング」「本音に沿う」「リラックス」「健康」「感情の安定」「自然体」「QOL(人生・生活の質、主観的幸福感)が高まる」etc.

 

このようなイメージからすると、人生の全てのことが、自己成長と関連してきます。

 

ただそれだと広がりすぎますので、ここでは自己の内面(潜在意識)に絞って、書いていきたいと思います。

 

以下のように、潜在意識の表面から奥へと、順に書き進めていこうと思います。